2017年1月27日
ＡＩ（人工知能）で人は進化するのか
地球46億年の歴史上に現れた生物で最高の頭脳を持つ人類。いま、その知能を劇的に高める研究が進む。人類にとって朗報なのか。
人間の脳の働きを人工知能技術が肩代わりする。そんな変化は身近になった。
人間の脳をまねた最新のＡＩ技術、ディープラーニング（深層学習）が使われる。
大量のデータを与えることでコンピュータが自ら学習を積み重ねて高度に成長していく。
データを分析するためのネットワークを多層にわたって積み重ねることから「深層学習」と呼ばれる。
これまで不可能であった莫大な量のデータ（ビッグデータ）をコンピュータが処理できるようになった結果、非ルーチン作業だったのがルーチン化する事が可能になる。
ＡＩの能力が人間に追いつき追い越す日のことをシンギュラリティ（技術的特異点）と言うが、2045年に現実となるようだ
かつて教育の中心だった暗記や分析は、進化を続けるＡＩにはかなわない。
ＡＩを使いこなすには、コンピュータの動き方、動かし方を根本から学ぶ必要があるが、
人として必要なことは人間にしかない創造性や他人と協調して働く協調性がもとめられる。今後ＡＩが進化すれば、現存する仕事の多くが数十年後には消える可能性があり、
調査結果によると、一般事務員や受付係、建設作業員等、ルールに従って作業することが求められる職業はＡＩなどで置き換えられる可能性が高い。
一方、教師や保育士、観光バスガイド、芸術に関する仕事等のように他人との協調が求められる職業はＡＩなどで置き換えられる可能性が低い。
現実に少子高齢化や不足する労働力を経済や生活の質を維持するために、人工知能・ロボット等の活躍の場が広がっている。
